SCVMMからオフラインP2Vを実行した際、ソースマシンをVHD変換する際に使う、WindowsPEにドライバを組み込む方法をメモします。
SCVMMからP2Vを行う方法に関しては、technetで日本語で分かりやすく紹介されていますので参考になると思います。
また、technet以外でも、いろんなサイトで画像付きなどで分かりやすく紹介されていますので、私の方ではそこら辺は省略しようと思います。
P2V: 変換を実行する方法
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc917882.aspx
オフラインP2V実施時に、WindowsPEで起動してソースマシンをVHD変換しますが
この時、ソースマシンのディスクストレージやNICのドライバが、WindowsPEが標準で持っていれば何も問題はありません。
しかし、ドライバを持っていない場合、当然、ディスクを読み込めなかったり、通信が出来なかったりします。
そうなるとP2Vが失敗しますので、それを防ぐためにWindowsPEにドライバを組み込むことが必要になります。
なお、WindowsPEはWindowsVistaベースとなるため、Vista用のドライバが必要になります。
また、NICに関しては、下記のフォルダに、適当なフォルダを作ってドライバファイルを配置しておくことで、SCVMMが自動で読み込んでくれます。
C:\Program Files\Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008 R2\Driver Import
※SCVMMをデフォルトでインストールした場合のパスです。
では、WindowsPEにドライバを組み込む方法です。
1:下記のフォルダをコピーして、適当な場所にバックアップをとります。
C:\Program Files\Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008 R2\VMMData
2:わかり易い場所に作業用フォルダを作成し、その中に「mount」という名前のフォルダと、上記VMMDataフォルダの中のファイル全てをコピーします。
ココでは、CドライブのルートにWPEという名前でフォルダを作成しました。
3:スタートメニューから「Microsoft Windows AIK」の中にある「Windows PE Tools Command Prompt」を管理者で起動します。
4:カレントを先程作成したディレクトリに移動して、下記のコマンドを入力して、イメージをマウントします。
imagex /mountrw boot.wmi 1 c:\wpe\mount
マウントに成功すると、下記のようなメッセージが表示されます。
c:\wpe>imagex /mountrw c:\wpe\boot.wim 1 c:\wpe\mount
ImageX Tool for Windows
Copyright (C) Microsoft Corp. All rights reserved.
Mounting (RW): [c:\wpe\boot.wim, 1] -> [c:\wpe\mount]
Successfully mounted image (RW).
5:読み込ませたいドライバのinfファイルへのフルパスを、下記のように入力します。
peimg /inf=c:\driver\driver.inf c:\wpe\mount\Windows
複数のドライバを読み込ませたい場合は、都度、上記のコマンドを実行します。
ドライバの追加に成功すると、下記のようなメッセージが表示されます。
c:\wpe>peimg /inf=c:\driver\driver.inf c:\wpe\mount\
Windows
Preinstallation Environment Image Setup Tool for Windows
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.
Installing INF package: c:\driver\driver.inf
PEIMG completed the operation successfully.

6:必要なドライバを全て読み込ませたら、下記のコマンドでコミットさせます。
imagex /unmount /commit c:\wpe\mount
コミットに問題なければ、下記のようなメッセージが表示されます。
c:\wpe> imagex /unmount /commit mount
ImageX Tool for Windows
Copyright (C) Microsoft Corp. All rights reserved.
Unmounting: [c:\wpe\mount]...
Successfully unmounted image.

7:コミット完了後、C:\WPEフォルダの中身を下記のフォルダの中身と置き換えます。
C:\Program Files\Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008 R2\VMMData
以上が、WindowsPEにドライバを組み込む例です。
個人的に経験したP2Vの内容では、NICとアレイコントローラー等のドライバの読み込ませが必要になりました。