Application Request Routing を使って、IIS7.5で簡単なロードバランサのテストをしてみたいと思います。
■環境
- Windows Server 2008 R2
- IIS7.5
今回の実験構成は下記のような形になります。
| Web-Arr1 |
: |
Application Request Routing をインストールして、負荷分散させるサーバー |
| Web-Arr2 |
: |
サーバーファームを構成するWebサーバー |
| Web-Arr3 |
: |
サーバーファームを構成するWebサーバー |
■1
1.1 iis.netのサイトから「Application Request Routing」をダウンロードします。
今回は、v1.0の日本語版を使ってみます。
http://www.iis.net/extensions/ApplicationRequestRouting 1.2 ダウンロード完了後、ARRのインストールを行います。
インストールに関しては特に設定する箇所はありません、インストールが成功すればIISマネージャーに「アプリケーション要求ルーティング処理」や「URL書き換え」が追加されます。
なお、今回の実験では、Web-Arr1にインストールしています。
■2
2.1 ARRをインストールしたWeb-Arr1サーバーで、IISマネージャーを起動します。
2.2 「接続」パネルの「サーバー ファーム」を右クリックして「サーバー ファームの作成...」を選択します。
2.3 今回は、「サーバー ファーム名」には「LabsFarm」と入力します。
2.4 ファームに追加するサーバーを「サーバー アドレス」に入力して追加していきます。
2.5 「書き換え規則」のメッセージが表示されますので、今回は「はい」を選択します。
なお、URL書き換えの内容は下図のような内容になります。
■3
3.1 Web-Arr1サーバーのIISマネージャー上で、「サーバー ファーム」の下に出来た「LabsFarm」を選択します。
3.2 「機能ビュー」から「負荷分散」を選択します。
3.3 「負荷分散アルゴリズム」のドロップダウンリストから「Weighted Round Robin」を選択し、「操作」パネルから「適用」を選択します。
3.4 「アプリケーション要求ルーティング処理」メッセージが表示されますので、「はい」を選択します。
3.5 サーバーファームの機能ビューから「ルーティング規則」を選択して、「SSL オフロードを有効にする」のチェックを外して、「操作」パネルから「適用」を選択します。
■4
Web-Arr2サーバーの「C:\inetpub\wwwroot」フォルダに、適当なhtmlファイルを作成します。
同様に、Web-Arr3サーバーでも「C:\inetpub\wwwroot」フォルダに、適当なhtmlファイルを作成します。
※配置するhtmlファイルは、それぞれのサーバーごとに適当に変更しておいてください。
※今回の実験では、Web-Arr2サーバーには「ネコ」と表示するページを、Web-Arr3サーバーには「イヌ」と表示するページを配置しています。
■5
適当なクライアントから<http://Web-Arr1/>にアクセスします。
ブラウザをリロードしたりして、内容が変更すれば成功です。
Web-Arr1サーバーでIISマネージャーの「サーバー ファーム」から「監視と管理」を選択すると、統計の確認などが出来ます。